外国人観光客が増え、東京はもちろん、今や日本中でインバウンド向けの日本体験として、様々な企画が考えられています。
私の友人も、「出汁効かせた日本料理体験教室」や、「バーチャルリアリティーを使った忍者体験教室」を札幌で始めました。
最新VRを使った最新のものから、和室を使わないテーブル茶道や、1日着物体験など昔からあるものも。
ちょっと外国人の方だけのサービスにしておくのは、もったいないなと思います。
私たち日本人こそ「一度は体験した方がいいよね」って思うものも多いです。
よく考えてみたら、実は観光に訪れる外国人並みに、
私たち日本人にとっても、今、日本文化って身近なものではなくなっていませんか?
毎日、着物を着ているわけでもありませんし、
新しい建物や新築マンションでは、畳のお部屋がない物件のほうが圧倒的に多いんだそうです。
お習字、剣道、柔道、華道、茶道など、日本文化と聞いて思いつくものはたくさんありますが、
あなたは、一つでも「人前で披露できるほどの腕前」の日本文化はありますか?
習字や柔道は、学校教育に組み込まれているにもかかわらず。
残念ながら「人前で披露できる腕前」だったり「教えてあげられる腕前」の方はそう多くはないと思います。
これからの世の中、国際的に活躍する人材を育てる為に、英語教育やプログラミング教育も間違く必要だと思います。
しかし、それと同時に簡単でもいいので日本人の生活に密着していて、
誰でも使いこなすことができて、さっと外国の方に披露できる日本文化を、私たち日本人一人一人が習得していて欲しい。
実はそれが可能なアイテムこそが「風呂敷」ではないかと考えています。
理由は、以下の通り
・特別な道具は不要。風呂敷そのものがカバンに1枚あればオッケー。
・価格帯も安く、軽くてかさばらない。
・色、柄、文様など日本らしさが惜しみなく施されたものなど多種多様。
・世界に誇れる現代的で機能性の高い「メイドインジャパンクオリティ」。
・男女年齢一切不問。
・一度習えば、いつでもどこでも、再現できて。次は教えてあげることもできる。
この最後の「次は教えてあげることができる」というのがポイントの一つです。
世の中に、一度、体験しただけで人に教えてあげれるられるものは、そう多くありませんが、
風呂敷の「真結びとその解き方」だけでも一度覚えれば、次は他の人に教えてあげられます。
この「もっとも敷居が低くて、人に教えてあげられる日本文化」を、
私たちは、いろいろな方法で楽しく明るくみんなで仲良く、たくさんの方に伝え広げていきたいと思います。